サリッサ


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サリッサ ~Sarissa~


基本スペックと定義



全長 250~600cm
重量 1.5~6.0kg
地域 古代ギリシャ
年代 紀元前4~2世紀


紀元前4世紀頃、ギリシャを拠点に大きな力を持ったアレクサンドロス大王率いるマケドニア軍が使用した長槍がサリッサである。
騎兵用と歩兵用があり、それぞれ長さと重量が違う

騎兵用

全長 250~300cm 重量 1.5~2.0kg


歩兵用

全長 400~500cm 重量 4.0~5.0kg


どちらもポールの長さが違うだけで、ソケット式の穂先や石突の形式は同じである。
ソケット式の穂先と石突は、騎兵が突撃を使って折れてもすぐに持ち替えで使用できるための配慮である。
どちらのタイプもポールの材質はミズキの木を使用していたが、歩兵用はより長いため、ポールとポールを金属パイプで繋いでいた。
騎兵用は突撃用に、歩兵用はマケドニア式ファランクスを構成するための中核をなした武器であり、マケドニア軍にとって必要不可欠な武器である。





部位別の呼称



穂先:スピアーヘッド(SpearHeads)
刺先:スパイク(Spike)
口金:ソケット(Socket)
柄:ポール(Pole)
石突:バット(Butt)






時代背景





アレクサンドロス大王率いるマケドニア軍が戦争で用いた長槍であることは前述の通りである。
騎兵用サリッサを持った兵士は寄りぬきの精鋭で、ヘタイロイ(王の友)と呼ばれていた。
歩兵用サリッサを持った兵士はペゼタイロイ(歩兵のヘタイロイという意味)で呼ばれており、どちらも兵士のなかでも精鋭が使っていたことになる。
歩兵用のものはアレクサンドロス大王死後の後継者戦争にて、更に長いものになったが、逆に扱いにくい武器となり、弱点である機動性の低さを更に低下させた。
そのため自滅の道をたどることになり、ローマの台頭する時代となって、歴史上から姿を消していった。

なお中世に「パイク」が登場するまでは、サリッサと同様の長槍は歴史には登場しなかった。





使用用途



騎兵用のものは穂先から1.6mのところを持って敵に突き立てるという用法。
この頃の馬には鐙(あぶみ)がなかったため、敵に突き刺した時点でその反動をもろに受け、落馬の危険があったのだが、彼らは突き刺した瞬間に手を離すようにしていたという。

一方、歩兵用は上記CGのように並んだマケドニア式ファランクス(密集隊形)と呼ばれる隊形を組む主要なキーポイントだった。
縦横16列の正方形を形作り、最前列はまっすぐ腰ために構え、その次からは兵士の脇に構えるようにした。
こうすることで、前の兵士が倒れたときの予備として、すぐに対応できた。
この密集隊形は防御面において優れ、前進してくる敵を完全にくぎゅううう…釘付けにすることができたという。
これにより、マケドニア軍は騎兵による両翼攻撃を敢行して打ち破り、釘宮病…じゃなくて釘付けになった敵を包囲殲滅した。





2010年 2月5日更新

参考文献


・ウェブサイト

 wikipedia

・文献

新紀元社        武器事典          市川定春      著
新紀元社        武器と防具 西洋編     市川定春      著
新紀元社        図解 近接武器       大波篤司      著
新紀元社        武器甲冑図鑑        市川定春      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著
幻冬舎コミックス    図説 武器だもの      武器ドットコム    著






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