ブーメラン

ブーメラン ~Boomerang~


基本スペックと定義


全長 40~80cm
重量 0.2~0.8kg
地域 世界各地
年代 不明

オーストラリアで使われたことで有名な「投げ棍棒」。
くの字に曲がって、投げやすいように薄く削って加工したものを総じてブーメランと呼ぶ。
最近ではフィンが2枚から3~5枚になり、木製のものからプラスチック、樹脂製のものが作られている。
が、ここでは武器としてのブーメランを主に説明する。
また、ブーメランには特に説明する部位が無いため、「部位別の呼称」の項目は省略する。





時代背景

使用された年代は不明なのだが、ブーメランに近い形で棍棒を投げるというのは古代からあったようだ。
素早い獲物を意表をついた軌道上から攻撃し、仕留めるために考案された、狩猟用の武器である。





使用用途


勢いをつけて投げると円を描いて回転して飛んでいき、手元に戻ってくる。
が、完全に戦闘用のものは敵に当たればいいので、戻ってこないタイプのものもある。
威力は低そうに思えるが、回転力がたっぷりかかっているので、どこが当たっても打撃力は意外なほど高い。
ただその威力は、戻ってくるときも保たれているため、回転と威力が高いほど受け止めるのは至難である。
戻ってこないタイプは完全に戦闘用なので、戻ってくるとかえってこちらが危ないぐらいの威力があるので、戻ってこないようにしてある。

なお、稀に炎を発しながら飛んでいくとか刃がついたブーメランがフィクションで登場している。
実際にこれらが存在した場合、投げる前から怪我をしそうだし、戻ってきたときにキャッチする際、手を切ったとかが有り得そうで、使えたものではないだろう。




現代のブーメラン


現代ではスポーツ用、競技用として親しまれ、前述にあるように樹脂製のものやプラスチック製のもの、形状がいろいろ遊ばれているものが多い。
武器の中にも、現代ではスポーツで使われているものは他にも多々あり、武器=人殺しのためだけの道具ではない、と言うことを証明している。
筆者もプラスチック製ブーメランで遊んだことがあるが、割と投げるコツとか難しいものの、楽しく遊べると感じた。
また、みやげ物のブーメランもあるのだが、最近は様々なデザイン(動物をイメージしたとか、凝ったイラストがあるとか)があり、飾るだけでもいいかも知れない。
興味のある方は、いろいろ調べて見ることをお勧めする。





2007年 10月7日更新  2008年 9月21日 画像差し替え+追記

参考文献

  • ウェブサイト

  • 文献
新紀元社        武器事典          市川定春      著
新紀元社        武器と防具 西洋編     市川定春      著
新紀元社        図解 近接武器       大波篤司      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著
幻冬舎コミックス    図説 武器だもの      武器ドットコム    著
最終更新:2009年08月16日 03:01
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