薙刀


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薙刀 ~Naginata~


基本スペックと定義



全長 120~300cm
重量 2.5~5.0kg
地域 日本
年代 8~19世紀


矛に代わる戦場の主役として、室町時代の戦場を駆け回った長柄武器。
矛には無い「斬る」というコンセプトから生まれた武器である。
古くは「長刀」と書いて「なぎなた」と読んでいた。
柄は楕円型だが、刃の方向がわかりやすいように楕円が細くなったり、尖っていたりするらしい。
穂先に「日本刀のような」刀身を持つ長柄武器と定義しておいて欲しい。(日本刀に長柄を付けたものは、「長巻」といってまったく別の武器になる。)

「兵具雑記」と言う文献によると、平均的なもので、刀身が35~70cmで、柄は立った人間の耳ぐらいまでと記載されているので、120~150cmぐらいと思われる。
(この長さを定めたのは、鎌倉北条氏を攻め滅ぼした新田義貞という説がある。)
刀身は刀と同様の製法で作られており、非常に頑強。
柄も樫を削ったものが多用され、更に細い銅か鉄板を螺旋状に巻き付けて強化したものもあったので、全体的に非常にタフな武器と言える。





部位別の呼称



刀身(とうしん)
切っ先(きっさき)
峰(みね)
樋(ひ)
鍔(つば)
目釘(めくぎ)
柄(え)
石突(いしづき)






時代背景



矛に斬撃の要素を加えた長柄武器が必要とされたときに生み出されたのが、薙刀である。
鎌倉時代から室町時代にかけて、戦場での主力武器として使われ、当時主流だった太刀よりも使いやすかったという。
起源は奈良時代の「手鉾」からの変遷ではないかと言われており、源義家が奥州の清原一族を討ち取ったことを記した「後三年記(1039~1106)」の頃には存在したことが記されている。
最初の頃は反りが少なく(CGのようなタイプで、静型という)鎌倉時代の徒歩兵、僧兵の主力武器であった。
この頃は特に規定がないせいか、長さは80~100cm前後の短いものが使われていた。
その後、だんだんと大型化していき、刀身の長さが2尺3寸(約76cm)以下のものを「小薙刀」、以上のものを「大薙刀」と呼ぶようになる。
最も長いもので、刀身が150cmもある、「マジハンパネェ」長さのものも存在している。
しかし、槍が登場すると戦場からほとんどその姿を見ることがなくなり、多くの薙刀は茎を詰めて適当な長さにして、刀や脇差にされたという。
薙刀の現物の資料が少ないのは、こういった背景があったことが理由とされている。

その代わりに、薙刀術という武道が女性中心に広がり、城を守る女中の装備として有名になる。
江戸時代に入ると「女性の武器」として、薙刀術が更に女性に流行したという。
現在でも薙刀術はスポーツとして親しまれているが、やはり女性の武器というイメージが定着している。
ちなみに現代の訓練用薙刀は全部樫で作られており、全長が230cm、重さは2kgあり、訓練用とはいえかなり重いものである。





使用用途



女性の武器というイメージから、非力なものでも使えば高威力と思われがちだがとんでもない。
薙刀は武術として、刀、槍、棒を兼ねたものと言われるほどで、斬る、薙ぐ、払い上げる、突く、石突で殴る、払う…と、多種多様な技術がある、非常に強力な武器である。
槍のように突き、刀のように斬り、柄の持ち方次第で間合いを長短変幻自在なので、かなり攻撃的な武器であると言えよう。
騎馬武者に対して、馬の足を薙ぎ、落馬したところを斬りつけれるので、騎馬に対しては非常に有効であったという。





静型・巴型



薙刀の穂先は、大きく分けて二つ存在している。
反りが少ないものを「静型(CGのタイプのもの)」、反りが大きいものを「巴型」と呼んでいる。
これは、薙刀術が流行りだした頃に実在した、女性薙刀使いの名前から取ったという説がある。
しかし真偽は定かではないという。





2007年 10月9日更新  2008年 9月24日 画像差し替え+追記

参考文献


・ウェブサイト

 wikipedia

・文献

新紀元社        武器と防具 日本編     戸田藤成      著
新紀元社        武器事典          市川定春      著
新紀元社        図解 近接武器       大波篤司      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著
幻冬舎コミックス    図説 武器だもの      武器ドットコム    著






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