ロングボウ・アロー

ロングボウ・アロー ~Long Bow Arrow~


基本スペックと定義


全長 75~100cm
重量 0.5~0.7kg
地域 西ヨーロッパ
年代 13~16世紀

ロングボウ」に使われた矢を「ロングボウ・アロー」と呼ぶ。
戦争時に使われたロングボウ・アローは、鑿(のみ)や鏨(たがね)を意味する「チゼル(chisel)」や千枚通しを意味する「ボドキン(bodkin)」を冠して呼ばれていた。
その鏃(やじり)は縦長の四角垂型をしているのが特徴である。
矢柄の素材は特に記載がないが、本体のロングボウと同様にイチイ及びニレの木だと考えるのが自然だと思われる。





部位別の呼称


鏃:パイル(Pile)
矢先:ポイント(Point)
矢柄:シャフト(Shaft)
羽巻:フレッチング(Fletching)
矢筈:ナック(Nock)





使用用途


使用方法詳細はロングボウの項を参照。
弦に矢筈を引っ掛けてから引き、狙いを定めて弦を離して飛ばす、というのが使用方法である。

ロングボウ・アローの非常に鋭い鏃は、リングメイルの輪の隙間等に突き刺さり、相手に酷い傷を与えたという。
その為、平和な時代には、一部地域においてこれらの鏃を持ち歩く事は、絞首刑に処される程の犯罪行為とされた。





2008年 10月12日更新

参考文献


  • 文献
新紀元社        武器事典          市川定春      著
新紀元社        武器と防具 西洋編     市川定春      著
新紀元社        図解 近接武器       大波篤司      著
ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著
幻冬舎コミックス    図説 武器だもの      武器ドットコム    著
最終更新:2009年08月16日 03:18
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