数値の表示形式をn進法に変更する
35sで扱える基底(n進法のn, 英語ではBASE)は次の通りです。
記号の前の1~8の数字は、[BASE]キーを押したときの選択番号です。
進数 |
表示形式の選択肢 |
末尾に付ける記号の選択肢 |
10進 |
1 DEC |
5 d |
16進 |
2 HEX |
6 h |
8進 |
3 OCT |
7 o |
2進 |
4 BIN |
8 b |
数値の表示形式を変えるには[BASE]に続けて[1]~[4]を押します。
例えば10進の255を16進で表示するには次のようにします。
[2][5][5][BASE][2] → FFh (結果)
n進法で計算する(RPNモード)
例えば FFh + ABh を計算するには上の結果に続けて次のようにします。
[SIN][COS][BASE][6][+] → 1AAh (結果)
HEX表示時には、キーボードの[SIN]の行が[A]~[F]に割り当てられています。
[SIN][COS]と押すことによってABを入力できます。
注意するべき点は、ABのままでは16進とはみなされないので、
[BASE][6] として末尾にhを付加する必要があります。
表示形式が何進法であっても、数値の入力時には末尾に h,o,b を付加しないと
10進で認識されるということです。
負の数の表示形式
10進法以外では負の数は補数として表示されます。
例えば-1を16進に変換してみます。
[1][+/-][BASE][2] → FFFFFFFFFh
これに1を足すと次のようになります。
[1][+] → 0h
上記のように、10進法以外で負の数を扱う場合には注意が必要です。
最終更新:2007年09月20日 18:41