レギンレイズ

レギンレイズ
REGINLAZE
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
型式番号 EB-08
全高 18.5m
重量 31.9t
所属 ギャラルホルン
武装 GR-W11 130mmライフル

レギンレイズ(イオク機)
IOK'S REGINLAZE
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
型式番号 EB-08s
全高 18.5m
重量 31.9t
所属 ギャラルホルン
武装 GR-Hr01 ナイトブレード
長距離レールガン
搭乗者 イオク・クジャン

レギンレイズ(ジュリエッタ機)
JULIETA'S REGINLAZE
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
型式番号 EB-08s
全高 18.5m
重量 31.9t
所属 ギャラルホルン
武装 ツインパイル
搭乗者 ジュリエッタ・ジュリス


【設定】

ギャラルホルンが有する汎用型モビルスーツ。
グレイズ・フレームから発展したレギンレイズ・フレームを採用したグレイズの後継機となる。
グレイズが汎用性と整備性に重きを置いた設計であったのに対し、レギンレイズは対モビルスーツ戦に特化した設計となっている。
元々、グレイズ自体の完成度が高く後継機の必要性が疑問視されていたが、エドモントンでの戦いでギャラルホルンが鉄華団に敗北した影響を受けて本機が開発される事となった。
2期時点ではまだ配備が進んでおらず、実戦の機会が多い月外縁軌道統制統合艦隊「アリアンロッド」に優先的に配備されている。


【武装】

GR-W11 130mmライフル

グレイズのGR-W01 120mmライフルの発展型。
対モビルスーツ戦を意識し、口径を拡大して威力を増大させている。
また、ソードやグレネード、ロケットランチャーなどオプションパーツを取り付けるためのラッチも備えており、パイロットの好みで多種多様な姿となる。

GR-Hr01 ナイトブレード

グレイズリッターに装備されている物と同型の大剣。
イオク機に装備されている。

長距離レールガン

イオク機に装備されている試作型の電磁式長距離砲。
当主たるイオクに前線に出させない為に部下と整備班の提案により装備された。

ツインパイル

ジュリエッタ機に装備されている試作型の格闘武器。
小型で取り回しが良く、強度も頑丈。
柄尻にはアンカーが付いており、様々な用途に用いられる。



【原作の活躍】

宇宙海賊組織「夜明けの地平線団」との戦いで初投入。
ジュリエッタ・ジュリスの卓越した操縦技術によりガンダム・バルバトスルプスと互角に戦う程の戦闘力を見せ付けた。
その後もグレイズ共々、鉄華団の敵役として度々登場する。

本機に搭乗したイオクは専用グレイズとグレイズ(通常機)に、ジュリエッタは高機動型レギンレイズのレギンレイズ・ジュリアに乗り換えている。


【搭乗者】

イオク・クジャン

CV:島﨑 信長

ギャラルホルンを管理運営するセブンスターズの一つ・クジャン家の当主。
同じくセブンスターズの当主であるラスタル・エリオンが司令官を務めるアリアンロッド艦隊に所属している。
育ちの良さからくる真面目な性格と正義感を持つが、若さゆえの血気盛んによる未熟さも見られる。
ここまで書くと、ガエリオ・ボードウィンと似ているが、彼と違って親友やライバルはおらず、空回りしている部分が多い。

パイロット能力に関しても曲がりなりにもエースパイロットのガエリオとは違って、動かすのがやっとな上、射撃面に関しては「ロックオンせずに撃っている」という初心者同然のことをしている。
本来なら、周囲が指摘・改善させるはずなのだが、家臣や親代わりのラスタルは、イオクに先代当主の面影を見ているだけでイオク個人をあまり見ていないことや、下手にイオクのプライドを傷つけて、クジャン家とエリオン家の協力関係を崩したくないために口出しできずにいる。
そういった中途半端な接し方は、ハシュマル事件やタービンズ独断壊滅に繋がってしまい、マクギリス・ファリドやマクマード・バリストンに有利な政治状況を与えてしまうことになった。
ラスタル直々に指導者教育を受けてからは指揮官としては多少はマシになり「部下をこれ以上犠牲にできない」と単独でマクギリスのバエルに立ちふさがり攻撃を受けることで反撃の大義名分を作るなどの行動を見せた。
この時は謹慎処分となった後のためか、レギンレイズは没収されたようで専用カラーのグレイズに乗り換えていた。
しかしパイロット技能は一朝一夕では向上せず、再び通常カラーのグレイズに乗り換えて鉄華団掃討作戦の大詰めで名乗りを上げたところ、その名前を聞いて最後の力を振り絞った昭弘・アルトランドの手で道連れにされて戦死。

その後イオクの死はセブンスターズの弱体化による制度廃止とギャラルホルン民主化に繋がることになった。
一連の所業により、視聴者や声優陣からは嫌われキャラ扱いされているが、家臣たちからの信頼は厚く、命を引き換えに庇ったり暴走になんど巻き込まれても最後までついていったりと強く支持されている。
彼をクジャン家の跡取りという立場や肩書でなく、「イオク・クジャン」という一人の人間として見てくれる存在が近くにいればもっと違う道もあったのかもしれない……

視聴者からはだいたい「イオク様」と様付けされることが多いが最初は「ポンコツで愛すべきおバカ」的な親しみを込めた呼ばれ方だったのだが、ギャラルホルン側の悪行と視聴者からのヘイトを一身に集めることとなり「呼び捨てにするほど親しみがない」方面の理由に変わっていくのだった。
ちなみに島崎氏が鉄血の収録後共演したキャストに話しかけたところ「今は君と話したくない」と返されたり視聴者からイオク様の行動について島崎氏に苦情が届いたらしい
ガンダムシリーズのみならず、悪役や人気キャラと敵対、もしくはくっついたキャラクターの声優や役者が視聴者からバッシングを受けたことはかなりの例はあるが、よい子も悪い子もキャラの行動について声優や役者に文句を言うのはやめようね!

後に製作陣から「ヘイトを貯められるキャラが欲しい」として登場したことが明らかになり、そのころには視聴者も冷静になったのか同情的な声も散見される。
こんな散々な経歴と扱いとなったイオクだが、島崎氏にとっては思い入れのあるキャラであるようで、最終話後に「すごく楽しかった」「どんな形でも心を動かしてもらえていたら、本当に役者冥利に尽きます」というイオクを演じられた事への感謝のコメントを残している。

【原作名台詞】

  • 「海賊風情とはいえ、全力で叩き潰すのがクジャン家の教えだ!」
    • 一家の当主でありながら自ら戦場に出る勇敢で正義感溢れるイオク。部下からは「お下がりください」と懇願されていたが

  • 「援護してやっているのだぞ!」
    • 接近戦中に支援射撃を受けたにもかかわらず愚痴ったジュリエッタに対して。
      ちなみに敵対している海賊からも「味方もいるんだぞ! どういう神経してるんだアイツ!?」と直撃コースに撃ち込んだ事をドン引き驚愕されていた。
    • vsシリーズでは「援誤」というネタテクニックがあるが、それをまさか作品内でやらかすのは前にも後にも彼1人だけだろう。

  • 「避けたか…中々やるな! この俺と互角とは!!」
    • 自らの放った一撃を回避した敵機を賞賛する心の広さを見せ付けた。放った一撃は直撃コースになかったようだが
      「避けた方が当たりそう」とは受けた三日月の談。

  • 「も…もちろん知っているさ。」
    • かつて厄祭戦の発端となったモビルアーマーの事を聞かされ驚愕した事をジュリエッタに「ギャラルホルンの兵士たる者知っていて当然の知識ですが」と指摘された際に。後の展開を見るに全くと言っていい程モビルアーマーの脅威を把握していなかった模様。この時は知ったかぶりの発言となったが、後にある事実が判明する。

  • 「見たか! 正義の一撃!」
    • ハシュマルの凶手から自らを庇って命を落としたイオクの部下。イオクは慈悲なき機械の天使に一矢報いるべくレールガンを放った。部下は彼を逃がすために命を落としたのだが…
      しかし、この一撃がハシュマルに攻撃対象となる人口密集地の最新情報を更新させてしまい、鉄華団の作戦が大いに狂う事に…
    • 当時のイオクはこれまで「愛すべき馬鹿」という評価だったが、この場面は視聴者どころか製作陣にまで非難される事態になり、この回以降イオクの評判は一気に転落してしまう。

  • 「黙れ! 全て貴公が仕組んだことではないか!」
    • ハシュマルの暴走事件終結後のセブンスターズの会議にて、マクギリスに「邪推したクジャン公の介入によって事件が発生した」と報告され、マクギリスが七星勲章*1目的で今回の件を仕組んだのではないかと反論するが、これまでの描写を見てもイオクの行動の所為で大惨事なったとしか言えず、言い掛かりとしても浅はかで苦しい。
      当然マクギリスからは「(最初から視察が目的なので)そんなものに興味はない」と論破され、ラスタルも内心呆れていたのか会議後、彼に釘を刺される羽目になった。
      ちなみに最初に七星勲章が目的ではないかと提言したのはヴィダールだが、本当の目的が分からない内に動き出した以上、イオクの早とちりとも取れる結果に終わってしまった。

  • 「ふん、モビルスーツ隊からそのような報告があったようだが、誰か敵艦からの停戦信号を確認した者はいるか?」
    • タービンズの母艦ハンマーヘッドからの停戦信号を受信したが、最初からタービンズを壊滅させる算段のイオクはこれを無視した。そして部下も何かを察したかの様に「いえ、誰も見ておりません!」と返し、イオクもダインスレイヴ隊を出撃させる。まさにマクギリスの言う「腐敗ここに極まれり」である。

  • 「ラスタル様の隣に立つためには非情を貫き通す覚悟が必要とされる。」
    • 再度の停戦信号を無視した際に。しかし、後に再教育を受ける場面を見るにラスタルも流石にこの件は腹に据えかねた様だ。
    • 「ここまでやるのか」「こういうところは無駄に有能だな」と更に視聴者から非難される事になったが、担当声優の島崎信長氏はイオクを嫌う事はせず、この回の放映後ツイッターで「みんなそれぞれ自由な感情をキャラクターに抱いてほしい」と寛大なコメントを残した。

  • 「あの機体ならば躱せる! 撃て!」
    • タービンズの決死の抵抗の前に追い詰められ、射線上にジュリエッタがいるにも関わらずダインスレイヴ隊に攻撃を指示する。ジュリエッタの腕やレギンレイズ・ジュリアの性能を信頼しての指示だろうが、味方の被害の顧みない行動はジュリエッタも「なんて事を」と憤りを隠せなかった。味方に謀殺されてもおかしくない展開だが、流石にそこまでには発展していない。

  • 「ラスタル様!!」
    • ガンダム・フラウロスの攻撃がスキップジャック級艦橋に向けられた際に身を挺して庇おうとラスタルの前に出る。無意味な行為ではあるが、なんだかんだラスタルへの忠誠心は人一倍強い、根は実直な人柄である事が垣間見える。

  • 「おのれ、死に損ない! このイオク・クジャンの裁きを受けろ!」
    • ダインスレイヴの斉射を受け満身創痍となり、もはや動くことすら出来なくなったガンダム・グシオンリベイクフルシティわざわざ詰め寄るイオク。
      しかしこの名乗りが昭弘に最後の力を振り絞らせる事に…

  • 「あぁあ! 私は…こんな所で!? あっ…あぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」
    • フルシティのシザーアーマーでコックピットごと挟み潰された時の断末魔。誰が呼んだかぺシャン公
      演じた島崎氏の熱演もあってかなりリアルな悲鳴となっている。

【その他名台詞】

  • 「厄祭戦時の大量殺戮兵器、だと!? そんな物が、わがクジャン家の管理地内に……!?」
    • ソーシャルゲーム「鉄血のオルフェンズG」より。モビルアーマーがクジャン家管轄地域に埋没されている事を聞かされて。実はイオクもモビルアーマーの知識をちゃんと知っていた事が判明。本編と矛盾していないと仮定すると本編のハシュマルの件までの間に忘れてしまった事になる。バーニィが出身地だと偽ったシドニーが後の作品でコロニー落としで消滅していたことになるなどガンダムシリーズでは後付けで矛盾が生じることも多いが今回はイオク様がその被害を受けてしまったこととなる。


ジュリエッタ・ジュリス

CV:M・A・O

ギャラルホルンの月外縁軌道統合艦隊アリアンロッドに所属する女性パイロット。
階級や家柄を持たないが、モビルスーツの操縦技術が高く、腕前をアリアンロッド艦隊総司令ラスタル・エリオンに見込まれて彼の配下となり、その恩義からラスタルへの忠誠心が強い。
基本的には真面目な人物なのだが、初登場シーンでは蝶を食べるという奇妙な姿を見せた。
ラスタルや師であるガラン・モッサといった敬愛する人間以外への態度は辛辣であり、特にイオク・クジャンとは犬猿の仲で目上にもかかわらず堂々と馬鹿にしている。
ガランの死後は、イオクの駄目ぶりに苛立ちも抱くようになり、ハシュマル事件で度を超えた愚者ぶりを目のあたりにして以降は、嫌悪感も抱くようになった。

ラスタルの秘蔵っ子だけにエースパイロットではあるのだが目立った戦果は見られず、大義を持たずとも戦う理由と強さがある三日月・オーガスやアミダ・アルカとの差に動揺することもあった。
結局本機では大した活躍は出来ず、テストパイロットに志願してレギンレイズ・ジュリアに乗り換えることとなった。

【原作名台詞】

  • 「ラスタル様のために!」
    • 度々言っており、ラスタルへの忠誠心が窺える。

  • 「馬鹿は死んでも治らないのであれば─。」
    「無駄なので生きててください。」
    • ハシュマルにレールガンによる一矢を報いた直後(ほぼほぼダメージは無かったが)部下達を追ってそのまま死のうとしたイオクを渋々助けながら言ったセリフ。
    • 優しいといえば聞こえは良いが、ジュリエッタはイオクにズケズケ言う割には、問題点を一切指摘せずにいたので、ラスタルやクジャン家の家臣同様に中途半端に優しくしてしまったといえる。そこまでする義理がない、といえばそうだが

  • 「イオク様うるさい!!」
    • ハシュマル事件の始末をつけるために単独で出撃する事になったジュリエッタ。事態を理解せずに激励するイオクに対して「お前のせいでこうなったんだよ」とばかりにぶちまけながら発進する。視聴者の声を代弁したとか言われる事も。
    • ちなみにイオク役の島崎氏もTwitter上でこの台詞を投稿してイオクにツッコミを入れていた。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.2

量産機がCPU専用機体として登場。
いずれもジュリエッタとイオクが乗っているが、勿論ボイスは無い。

OB

機体は違うがバルバトスルプスレクスとグシオンに復活が付いたため原作の雰囲気そのままにイオクを挟み潰す事が可能となった。


【その他の活躍】

SDガンダムGジェネレーション

『クロスレイズ』より参戦。
初期機体のフェニックスガンダムから開発可能な原作機体の一つ。
ちなみに他の候補はドムトルーパーとトールギス
実弾主体ながら扱いやすい性能、レギンレイズ・ジュリアに繋がるのでお世話になったプレイヤーも多いはず。

ジュリエッタまたはイオクを乗せるとそれぞれの専用機に変化する。
ジュリエッタ機は格闘技がツインパイルに変わり会心が出やすくなる程度だが、イオク機はレールガンとグシオンリベイクより高性能な狙撃が追加され、格闘もより強力なナイトブレードに変化する。
しかし、ジュリエッタのスカウト条件は上位機ジュリアの生産登録、イオクもスカウトできるようになるのは鉄血シナリオをだいぶ進めてからとイマイチ噛み合いが悪い。

おまけにイオクは原作を反映して伸び代は良いが初期能力値は低め、レールガンも命中率低めと、活躍させたいなら特定の役割に特化した徹底的な育成と運用が必要で、方針を間違えると原作のようにパイロットとしても中途半端になる。
部下からの忠誠心の高さが反映されてか魅力値が高いので前線に出さずに戦艦のゲスト枠にするのもあり。
ちなみに彼のスカウトリスト登録はジュリエッタと共にラスタル・エリオンのスカウト条件にもなっている。
島崎氏が原作さながらの熱演を今回も披露してくれるが、TV版よりも悪役寄りの演技にシフトされている。

スーパーロボット大戦

現状『30』のDLCでのみ登場。
三日月達と一緒に転移に巻き込まれたアリアンロッド艦隊兵の乗る一般機と戦う事になり、イオクが名前ででるだけでジュリエッタやイオク本人は登場しない。

ガンダムトライエイジ

イオク様もジュリエッタもレギンレイズも登場。
CPのカードの裏面ではイオク様がバルバトスルプス、グシオンリベイクフルシティなどの鉄血組とストライクフリーダム、インフィニットジャスティス、アカツキ、デスティニー、レジェンド、インパルスなどの計12機を相手にシュミレーターで対戦を行う「炎の12番勝負」を繰り広げる。実弾射撃が通用しない機体ばかりだが…
ちなみに射撃は全く当たらず、鉄血組の中にはジュリエッタと自分もおり、ジュリエッタ機に対しては「同胞に銃を向けるのは流儀に合わない」と言い訳して逃げ、同キャラ対決ではお互い射撃が当たらなかったらしい……
違う世界のガンダムもガンダム・フレームと認識しており、律儀に機体の特徴や名称の解説までしている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月27日 22:39
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 厄祭戦時代にモビルアーマーを撃破した者に与えられる勲章。セブンスターズの席次にも関わるとされる。