ガンダムAGE-2 ダークハウンド

ガンダムAGE-2 ダークハウンド
GUNDAM AGE-2 DARK HOUND
登場作品 機動戦士ガンダムAGE
型式番号 AGE-2DH
全高 18.6m
重量 32.1t
所属 ビシディアン
搭乗者 キャプテン・アッシュ
武装 フラッシュアイ
ビームバルカン
アンカーショット
ビームサーベル
ドッズランサー
特殊装備 ハイパーブースト

【設定】

宇宙海賊ビシディアンのモビルスーツ。

謎の巨大機動兵器・シドとの戦闘で大破したガンダムAGE-2を宇宙海賊ビシディアンが回収、ビシディアンと繋がりのあったマッドーナ工房にて改修が行われた。
なお、戦場後に辿り着いた連邦軍によりAGEシステムとAGEデバイスは取り外され回収されている。

特務隊仕様とはうって変わって黒いカラーリングとなり、頭部と胸部にはドクロを思わせる意匠が施されている。
AGE-2の特徴でもあるストライダー形態への可変機構は受け継がれているが、ハイパーブーストと呼ばれる加速機能により機動力はさらに強化された。

武装はライフルとしても使用可能な打突兵器ドッズランサーや、高圧電流を流せるバインダー部のアンカーショットなど白兵戦に特化しており、カラーリングも相まって海賊行為に適した機体となった。
一方で重MSであるザムドラーグに決定打を与える事ができず、火力は控えめだと推測される。

AGEシステムは搭載されていないがキャプテン・アッシュの技量もあって高い戦闘能力を発揮した。
これはマッドーナ工房の技術力がヴェイガンやAGEシステムなどの旧世紀のテクノロジーにも引けを取らないことを証明しているとも言える。


【武装】

フラッシュアイ

胸部のドクロに搭載された武装で、激しい光を放ち相手の視界を塞ぐ。
VSシリーズではカウンター成立時に発動し相手をスタンさせる。

ビームバルカン

両肩に1門ずつ内蔵された連射式のビーム砲。
ストライダー形態時のみ使用可能となっている。

アンカーショット

両肩のバインダーに1基ずつ装備されたフック型の射出兵器。
相手を絡め取ったり、拘束した相手に高圧電流を流す事が可能。
また、振り回す事でワイヤー部分がシールド代わりになる。

ビームサーベル

リアスカートの裏側に2基装備されている。
グリップの後端からもビームを発振可能でブーメランのように投擲も行った。
C.Eにあるフラッシュエッジなどのブーメランのように戻ってくる機能はないが、VSシリーズだとブーメラン属性が付いている。

ドッズランサー

ハイパードッズライフルを改造した武器で実体式のランス(騎兵槍)にドッズガンを2門内蔵している。
ドッズガンは連射性に優れるが威力は控えめ。
ストライダー形態時には機首となる。


【原作での活躍】

宇宙海賊ビシディアンの首領キャプテン・アッシュの機体として登場。
アッシュの技量とワイヤーや変形機能を駆使したトリッキーな戦術でガンダムAGE-3やヴェイガンのモビルスーツと圧倒する。

セカンドムーンではガンダムレギルスやザムドラーグに苦戦するもAGE-3を回収する。
ルナベースではゼハート・ガレットの駆るギラーガと交戦するも決着は付かず。

その後、シドとの再戦ではゼハートのレギルスと共闘、シドの見えざる傘をアンカーを利用してゼハートにシドの位置を掴ませ撃破させる。

最終決戦ではレギルスを破り、親子三代でヴェイガンギア・シドと戦った。

火力こそ足りないものの旧式の改修機とは思えない鬼神のような強さを見せ、実戦経験豊富なアッシュの技量も相まって作中最強の呼び声も高い。


【パイロット説明】

キャプテン・アッシュ

CV:鳥海浩輔

宇宙海賊ビシディアンの首領。
その正体はフリット・アスノの息子であり、キオ・アスノの父であるアセム・アスノ。

かつて、漂流船の調査中に謎のMSシドによって部下は全滅し、愛機も大破するが生き延びて宇宙海賊ビシディアンに拾われ、海賊として戦っていた*1
船長キャプテン・アングラッソの死の間際、後を託されたアセムは「キャプテン・アッシュ」としてガンダムAGE-2ダークハウンドを駆り、和平が難しいなら戦力拮抗による全面対決*2の阻止を目的として、両勢力からの裏切りや裏取引を潰していた。
そんな中アセムは父フリットや息子キオ、ライバルのゼハート・ガレットと再会していく…

天性の反射速度を持っており、連邦軍時代にスーパーパイロットとして覚醒後はデシル・ガレットを一方的に撃墜、終盤にはゼハートとの一騎打ちに勝利をする等、劇中ではXラウンダーを多数撃墜しており、終盤では父親や息子等を含めてもトップクラスの実力を持つにまで至った(TV版ではガンダムレギルスを一方的な戦闘で55秒で、MOEでは背部に被弾し胸部装甲を引き剥がされた他、ドッズランサーを喪失しているが、撃墜している)。
TV版では、冷静さを欠いたゼハート相手に、即座にレギルスシールドを持っている左腕を切り落とし、次にライフルをサーベル投擲で破壊、ランサーで右腕を切断、胸にサーベルを突き刺しビームバスターを破壊、アンカーで頭部をつかんで頭部ビームバルカンの射角を固定しつつ破壊という神業を披露。
しかも、ゼハートが比較的冷静さを保っていたMOEですら
  • 爆発を利用した敵の煙幕を逆に利用しての急速接近で不利な射撃戦への移行を阻止
  • ビットの突撃をすべて回避して、最後はアンカーで防御しつつドッズランサーの犠牲のみであらかた撃墜
  • 頭突きを貰って体勢を崩しても、向けられたライフルに即座に反応、ライフルにサーベルを突き刺し発射されたビームを宙返りで回避しながら、かかと落としで体勢を崩して離させずに爆破して右腕を損傷させ、かかと落としのモーション中に右手でサーベルを抜く準備をしておき、爆炎を利用して目眩ましの中からサーベルで左肩を破壊(これによりビームサーベルとビットを完全に無力化)。
  • 損傷させた右腕と殴り合うことで右腕を破壊して、更にサーベルで右肩も切り離し、そのまま腹部にサーベルを突き刺してレギルスキャノンも無力化。
  • アンカーで頭部ビームバルカンの射角を封じ、バルカンを破壊。
等の描写で、ゼハートの強さがより感じられるにもかかわらず視聴者に高い技能を見せつけた。
そのため、AGEの強さ議論ではフリット、イゼルカントとともに名前が挙げられ、また歴代最強オールドタイプの候補にもしばしば名前が上がる。
余談だがAGEにおいてアセムの他に師のウルフ、オブライトといいオールドタイプが活躍する印象が強い。

ただし、Xラウンダー能力を持っていないため、ジラードの暴走時に敵味方問わず周囲のXラウンダーが共鳴で苦しんでいるのに対し、一人だけ「?」と言いたげな顔でキョトンとしたり、非正規部隊の海賊にもかかわらずわざわざフリットに戦闘介入すると通信を入れ、それに対し拒否されても「従う道理はない。俺は海賊だ、自由にやらせて貰う」と言い返すような反抗期のような事を言ったりとどこかコミカルなシーンが見える。
おまけにキオを戦場で初めて見た時にも「力を見せてもらう」と言い戦場に出ていることに対する事は何も言っていなかった(媒体によっては非常に苦悩していたが)など、フリットが多忙な中家族のために時間を作ったりXラウンダー適性試験に落ちたアセムを励ましたりと良い父親な印象が強い分、アセムはパイロットとしては超一流だが父親としてはいまいちではないかとの声が上がることも。小説版だとキオから正論でボロクソに言われていた。
しかし、アニメでも小説版でもヴェイガンから戻ってきたキオが自分とも、フリットとも違うやり方を目指す決心をした際には後押しをするなど父親らしいところも見せている。
きっと戦後は父としてキオにその姿を見せていることだろう。

前述のように圧倒的な実力、主人公であるアセム編においてフリットやキオと違い同世代のライバル、同僚や師匠などに恵まれているのでAGEの主人公の中では高い人気がある。

【原作名台詞】

  • 「やっと会えたな、キオ。力を見せてみろ、この父に!」
    • サルガッソ宙域での戦闘でキオの前に姿を現して。産まれた際に「この子は戦いに巻き込みたくない」と願っていたものだが、その息子に対しても躊躇なく戦う。好意的に捉えるなら「戦場に出たなら覚悟を決めろ」といったところか。
    • 海賊となった経緯が不明だった当時は「家族を捨てて何をやっているんだ」という突っ込みが相次いだとか。実際フリットも後から「今更よくも私に姿を見せられたものだ!」と怒りを露わにした。

  • 「スーパーパイロットを舐めるなよ。」
    • キオを庇い、クラッド・オットーとゴドム・タイナムのダナジン2機を軽く遇らいながら。ダサい響きでカッコよくキメる一面は師匠譲りか。
    • 奇しくもかつてウルフが自分を庇った状況と同じになったが、今度はきっちり返り討ちにしてみせた。

  • 「自分なりの戦い方を見つけたんだろ? だったら自分を信じて戦いぬけ!」
    • ルナベース戦でキオに対して。これも師匠譲りの教え。

  • 「何だ…!?」
    • ジラード・スプリガンのXラウンダー能力暴走の影響でフリット達が苦しみだし、その場一人のオールドタイプだった彼はただ1人呆然とする。本来はシリアスな場面のはずだが逆に視聴者からネタにされる羽目に…。

  • 「ゼハート!味方を犠牲にしてまで、お前は何をしているんだ!」
    「そうか…なら俺が、お前を止める!」
    「人であることを捨ててまでやる大義に何の価値がある!」
    「人が人であるためのエデンじゃなかったのか!」
    • 最終決戦にて、道を違えた友を止めるためにダークハウンドで一騎打ちを挑む。戦闘自体は互角だったが、戦術や咄嗟の判断では圧倒していた辺り、アセムの実力が見て取れる。
    • なおTV版においては瞬殺である。MOEのゼハートはエデンという理想の矛盾を理解し、ある意味では開き直っていたのに対し、TV版ゼハートは純粋にエデンが理想郷であると信じて戦っていた。この台詞を言われた時点で決着はついていたのだろう。
    • 「私欲のために味方を犠牲にする」という行為は兄デシルと同等の行為であり、TV版においては絶対悪として描かれている。またアセムはゼハートの戦う理由を「エデンを作る」としか聞いていない。彼の求めるそれが「人が人でいられる世界」のことであると、本人よりも正しく理解しているあたりに絆の強さが窺える。
    • アセム編EDテーマ『My World』の歌詞より。「僕が僕であるために 失っちゃいけないものは何?」

  • 「ゼハート、お前がいたからここまでやれたんだ…!」
    • TV版・PSP版の決着後。そしてゼハートの中で輝く思い出、大会優勝後にアセムがかけてくれた言葉。アセムとしては無意識であろうが、この事こそ、彼がかつての優しい親友のままなのだという何よりの証明。第24話『Xラウンダー』も併せて観るとより深みが増す。

  • 「ゼハート、俺は前に進むぞ… お前の想いも、全て背負って!」
    • TV版49話冒頭の台詞。ゼハートの想いを知るのはもはや彼一人。

【PSP・MOE版名台詞】

  • 「違う!戦争なんかじゃない!人と人との戦いだ、手を出すなぁっ!」
    「ゼハート…この俺が逝かせてやる…!」(PSP)
    • こちらはPSP版ラストバトル。決闘を始めたアセムにフリットが言った「何をやっている、連携を乱すな!これは戦争なんだぞ!」に対しての台詞。

  • 「この…バカ野郎があぁぁぁっ!!」(MEMORY OF EDEN)
    • 最後にレギルスの顔面を殴り飛ばすときの言葉、今まで届かなかったゼハートに拳が届いた瞬間、大人(鳥海浩輔氏)と少年(江口拓也氏)の声が合わさり、演出面では第3部のアセムと第2部のアセムがオーバーラップし拳がぶつかるあたりから第2部のアセムの声だけになり、同じく学生時代の姿のゼハートを殴り飛ばすという演出となっている。
    • ゲーム作品では流石に鳥海氏だけの声になっている。

  • 「俺達は確かに道を違えたかもしれない。でも、俺達の過ごしてきた時間が色あせて消え去ったりはしない。」
  • 「傷付け合った事も、分かり合えずすれ違った事も、共に泣き、そして笑い合った事も…。俺達はずっと友達だ。そうだろ、ゼハート!」(MEMORY OF EDEN)
    • 決着後、アセムが最後にゼハートにかけた言葉。学園を卒業後、互いに敵になった二人だが、それでも友人同士として過ごした時間は決して消えるものではなかった。この言葉を聞いたゼハートはアセムに感謝しながら穏やかに最期を迎えたのだった。

  • 「ゼハート…お前はあの日見た、遠い星の光だ…。」
    • 爆散したレギルスを涙を流しながら見届けて。卒業式前日にゼハート、ロマリーと共に三人で見た宇宙の星々の景色を思い浮かべながら、二人の物語は幕を閉じる。
    • かつてアセムはゼハートに「友情」を「時間も距離も超えて届く星の光」に例えて話していた。

【その他名台詞】

  • 「ドッズランサーが…ない…」
    • アセムがアッシュになる過程を描いた外伝漫画「追憶のシド」から。
      ビシディアンに加入して任務に挑んでいた際、MSを待機させている間にアセムをよく思わない裏切者からドッズランサーを外されており、戦闘開始時に気づいた。うっかりすぎない?ウルフが見たら呆れるだろうか笑うだろうか…

  • 「オレは戦争を起こす種を、破壊するんだ…大切なものを守るために…」
    「戦争は終わらない…ならばオレは…"戦い"という、敵を討ち続ける!!!」
    • 「追憶のシド」第3巻から。
      キャプテン・アッシュとしての初任務の前に副官のラドック・ホーンからの「元連邦であるお前が、連邦軍を襲うというのか…?」という問いに対して。アングラッゾやウィービックの遺志を受け継いだアセムが連邦やヴェイガン全てを敵に回してでも戦火を広げないように、そして改めて大切なものを守るという覚悟を決めた瞬間。

  • 「悪いな…ビシディアンの縄張りは…」
    「この宇宙…全てなんでな!!」
    • 「追憶のシド」第3巻から。
      初任務達成後にして追憶のシドの物語を締めくくる台詞。以降アセムは自らのやり方で戦いを止めるために活動を開始する事になる。

  • 「見つめなおすキッカケができたと思え」
    「どうせ一度死に損ねたんだ。家も、親も、全部取っ払って、自分自身を見つめ直してみるといい」
    「そうすれば、戦う理由が見えてくるかもしれんぞ」
    • ゲーム「スーパーロボット大戦BX」から。
      敵によって心の闇を増幅されたとはいえ仲間を裏切りマリーダさんを撃ったため、一人死を選ぼうとしていたリディ・マーセナスを諭した場面。家族も名前も捨てたアセムが言うため、説得力が強い。
    • ちなみにリディも『V』にて、この時のアセムと同じ趣旨の言葉で、フル・フロンタルと決別したものの散々な目に遭い自棄になったアンジェロ・ザウパーを諭している。

  • 「…父さん、ひとつだけ言っておく。今の俺は生き方を強いられたとは思っちゃいない。むしろ、感謝している。このガンダムがあったからこそ、俺は俺の道を進むことが出来た…!」
    • 「スーパーロボット大戦BX」から。
      AGEの最終決戦ステージでヴェイガンギアと戦闘する際にフリットから「ゼラ・ギンスは親によって生き方を強いられたアセムやキオが歩むかもしれなかった道だ」という旨の発言をした際の発言。


【VSシリーズでの活躍】

EXVSMBON

ガンダムAGE-FXのアシストとしてダークハウンドが登場。
アンカーショットで射撃をガード、もしくはストライダー形態で空輸する形で息子をサポートする。
アシストのわりにモデリングがしっかりとしていることからひょっとして参戦するのでは?との声もあり、2017年4月末にプレイアブル機体としてついに参戦。
パイロットは「キャプテン・アッシュ」名義で、コストはAGE-2ノーマルと同じ2500となる。
メインおよびCSがドッズランサーによるビームマシンガンと投擲による実弾、AGE-2ノーマル同様の高い機動力と2種類の優秀なアシストを持ち、ブーメランにアンカーなどの迎撃兵装、そして各種格闘を持つ格闘より万能機。
最近の流行りのメインアシストキャンセルこそないものの、ブーメランからアシスト、それからメインと豊富なキャンセルルートを持ち、迎撃能力も高い。
高い機動力を生かして自衛力を押し付けていくのが得意。
覚醒技はでゼハートのレギルスとの決着動作「この…馬鹿野郎がぁぁぁ!!」で最後は殴り飛ばす。あまり動かないがすぐに終わるタイプ。ボイスパターンは2種類あるのだが、編集者の体感の可能性もあるが名前のわりに「馬鹿野郎がぁぁ」の方は出にくい。
覚醒技以外のモーションとしても原作再現の動作が多く。アッシュの台詞も豊富にあり、レギルスのゼハートと同じ戦場にいると敵味方問わず豊富な掛け合いがある。
また、サイコ・フレーム搭載機相手に「人の心の光」を「イゼルカントがゼハートに語った光」と誤解する愉快な台詞も。

最初はブーメランのリロードが速かったりと相手に自衛力を押し付けて圧殺するのが流行ったため下方修正された。
相変わらずいい性能をしているのだが。

EXVS2

ダークハウンドは前作で暴れたため機動力低下とCSのランサー投げの誘導が皆無になる、アシスト…とくにレバー入れアシストの誘導が大幅に落ち、二段格闘の打ち上げダウンから一段のよろけになったのを中心に大幅に弱体化した。
一方で新規武装としてヒットするとダウンさせずに相手を引き寄せる鞭といえるアンカーショット薙ぎ払い、Nと横から特射派生で出せる格闘乱舞が追加。
ちなみに格闘乱舞に覚醒技の台詞の一つ「これが!スーパーパイロットの!力だ!」が移動し、覚醒技使用時は名前通りの原作の台詞で固定となった。
迎撃性能こそまだ見れなくもないが、それ以外…とくに射撃戦はだいぶ辛い。
一方でレギルスは機動力の大幅な上昇をはじめだいぶ強くなり、前作の解禁時と真逆の状態にある。
もし敵対しても原作再現しようと単独で戦うのではなく、ウルフ隊時代のように仲間と息を合わせて戦いたい。

アップデートにようやく強化され、射撃戦は前作より不得手だが格闘戦に対しては前作以上になる形で調整された。
その際にwikiで「溜めること自体が悪手」とまで言われたドッズランサーの強化の説明に「誘導を大幅に強化」と書かれ前作より強化された。

アッシュ級の腕があってようやく勝負の土俵に立てる…というレベルから大きく進化した。
とはいえ格闘機には厳しい環境にあるので丁寧に立ち回ろう。

EXVS2XB

変形時の武装が大きく変わり、サブが変形解除して横移動しながらドッズガン連射に、特格がハイパーブーストになり、ウイングゼロの変形特射のように強よろけのビームバルカンを撃ちながらの突撃に。これまでの特格は変形下格に。
通常時のレバサブがMBON仕様に戻った代わりに打ち切りリロードに。
変形時の武装に優秀な武装が多いので変形を重視した立ち回りが要求されるだろう。

EXVS2OB

まさかのFXやレギルスと並ぶ3000コストに昇格しAGEファンの度肝を抜いた。
2500のAGE-2の改修型だからか、3000のレギルスを単騎で撃墜した(OVA版では全力のゼハートを破ったし)のが評価されたのか、「最強のオールドタイプはアセムでしょ」的などこぞのチャンプみたいなファンが開発にいたのかは不明*3
武装構成はある程度継続しているがサブにアンカーショット、格闘CSに追従アシスト、特格に急速変形、特射にアシスト、ブーメランは下格に。格闘カウンターは弾切れ中とコマンドが大きく変わった。
覚醒技が前作格闘特射派生の連撃に変更され、前作までの覚醒技は格闘の特格派生になった。

ゼハートのレギルスと宿命のライバルであり親友コンビやキオのFXとの親子コンビが事故になってしまったのは性能面はさておき残念でもある。

これまで愛用していたプレイヤーもまず武装配置に慣れるところからスタートすることになったため、本機の評価がはっきりするには他の機体より時間がかかるであろう。
最初は性能の物足りなさが目立っていたがアップデートにてブーメランが虹ステ対応となるのをはじめ全体的に強化、強襲に加え離脱力も備えた強力な中近距離機体としてダブルオースカイと並ぶほどの評価を得た。
間違ってもレギルスに乗っているからと殴りにいかないように。あっという間に処理されます


【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

通常時:右腕を突き出し、アンカーショットを射出する。キオ編のOPの再現
アシスト呼び出し時:シャルドールローグ、Gエグゼスジャックエッジと共にポーズ
覚醒時(EXVS2より追加):変形解除して左手にアンカーショットを持ってポーズ

敗北ポーズ

ショートしてのけ反ったまま宙を漂う


【その他の活躍】

ガンダムビルドダイバーズ

謎の仮面ダイバー・キョウヤの使うガンプラとして登場。
リクのガンダムダブルオーダイバーやユッキーのジムIIIビームマスターと共に連戦ミッションに挑み、ブレイクデカールの影響で暴走したデビルガンダムの攻撃からサラとモモを庇い、真の姿を現す…

ダークハウンドの姿は正体を隠す為の外装であり、デザインも原型機とは大分異なっている。
デザイナーの海老川氏によるとこの擬装はMGのパーツを使用しているらしい。
後に特務隊仕様のカラーリングの最終決戦仕様も用意しているあたりチャンプのAGE愛がうかがわせる。

ちなみにEXVS2で参戦したリクで本機をロックするとこの時を思い出す台詞があったりする。

スーパーロボット大戦

アッシュの父フリットが原作よりもハードモードを歩んでいると評判の「BX」では原作以上に陰で活躍しており、ブレラやアカツキといった他作品の人物とも非常に広い人脈を持ち、ストーリー上でもしっかり活躍する。
アセム編自体1年戦争より前なので「士官学校でアセムについて習った」という発言があるほど。
さらに条件を満たせばゼハートが生き残り仲間になり、更に合体攻撃まで用意されている。
ちなみにアッシュ専用技能「スーパーパイロット」は気力で命中、回避、特殊回避率が上昇するXラウンダー、ニュータイプ、イノベイターと同様の種類なのだが、育成で気力の上限を上げた場合、最終的にそれらをしのぐ補正を得ることが出来る。
合体攻撃がアスノ家とゼハートとの2種類あるためか通常武装がややさみしく、極端なインファイターとなっているが歴代最高クラスの移動力を持つため先陣を切る役としてはうってつけ。


【余談】

黒いガンダム、2号機、宇宙海賊、ランスとこの機体との共通点が多く、オマージュ元の1つと思われる。
もっとも、片や過ぎた野望から地球に仇なす存在と化し最終的には自滅、片や戦火の拡大を防ぎ最終的に地球を守り平和のために戦いぬいた…と、両者は正反対の結末を迎えている。


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最終更新:2024年02月01日 23:31
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*1 この辺りについては公式外伝「追憶のシド」で語られている。TVだと外伝とのつながりはぼかされていたが

*2 一方が有利な状況になり、殲滅戦が開始される状況

*3 ちなみに、NTや強化人間、Xラウンダーといった超人類が存在する作品において、3000コストでOTパイロットなのは本機を除くとサバーニャのみだったりする