1998年の12月に稼動した格闘ゲーム。
ストリートファイターEXシリーズのシステムをベースにし
さらに多種多様なシステムを付け加えたという
アリカのオリジナル作品。
基本こそEXシリーズながら、その内容の充実ぶりはその後に出るEX2plusを超越してるため
ある意味アリカ格闘最終形と言っても過言ではない。
キャラクターも濃い奴が多く、見ているだけでも飽きないが
触ってみればもっと納得するだろう。
COM戦も凝っていて、対戦相手が既存のキャラだけでなく
巨大な鎧武者や、猛獣と戦ったりと、初めてプレイする者をアッと言わせる仕掛けが多い。
スコアアタックもやりこみ要素が多く、本当に格闘ゲームが好きなスタッフが作ったんだなと
やればやるほど味が出る作品だ。
充実したシステム群
■共通特殊動作■
ダッシュ・バックステップ:進行方向に素早く2回(66)or(44) |
素早く移動する。ダッシュ中は基本的にキャンセルできないので注意。 |
スイッチ:ダッシュ中に至近距離でP |
ダッシュ投げ。相手を崩しつつ背後に回りこむ。小攻撃程度なら追撃可能。 |
イージーコンビネーション:小攻撃複数入力(キャラにより違い有) |
お手軽コンビネーション攻撃。基本的に小攻撃3~5回だが キャラによっては大攻撃3回だったり、そもそも持ってなかったりと様々。 正確な意味での共通動作では無い事は黙ってていただきたい。 |
投げ:6+中Por中K |
全キャラ共通の投げ。後述の大攻撃ボタンが軸移動を担当しており |
軸移動:6+大Por大K |
レバーと大攻撃ボタンいずれか1つを同時に入力で軸移動する。 レバー入れっぱなしではできない事に注意する他。 前後にカクカク動いて大攻撃でけん制する際も その操作の都合上、軸移動になりやすい罠もあるので気をつけるべし。 |
ハードアタック:同じ強さのPK同時押し |
同じ強さのPKを同時押しすることで しゃがみガード不可能の攻撃を繰り出すことができる。 空中・あるいは地上の相手にヒットしても吹っ飛ぶだけだが しゃがみガードしてる相手にヒットした時のみよろめかせることができ この隙にさらなる追撃が可能になるステキな技 ストEXのガードブレイクと違い、ゲージ消費も無く 通常技をキャンセルして出せるので、下段からいきなり来る 中段攻撃に慣れない内は喰らってしまいがち。 ちなみにボタンを押しっぱなしにすることでタメる事ができて 攻撃力が増加するが、あまり意味はない。 便宜上、各キャラの紹介には特殊技の項目に記す形になっているが 必殺技扱いなので削りダメージも存在している。 |
■その他大事なシステム群■
バレッジブロウ: |
いわゆるスーパーコンボ。ゲージを1本消費して発動する高威力の攻撃技。 性能はキャラそれぞれ。 後述のスーパーキャンセルに関わるレイヤーの大事な要素。 |
スーパーキャンセル: |
必殺技をキャンセルしてバレッジブロウ もしくはバレッジブロウから異なるバレッジブロウにつなげるもの。 ファイティングレイヤーの連続技の基本であり また、隙の大きい技を出して 反撃されそうな所をこのシステムで逆手に取るというのも基本。 |
ハードリバーサル:ダウン中同じ強さのPK同時押し |
ゲージを1本消費して、リバーサルアタックをする。 |
ブロウクワイツ: |
お互いの攻撃判定が重なると、黒いエフェクトが出て相殺されるというもの。 これだけだと既存の格闘ゲームと変わらずだが レイヤーではこの相殺中に何かしらの技を入力しておくと 相殺モーション後キャンセルして技が発動される。 技によりブロウクワイツ判定が大きいものが設定されてるため 常にこれに備えて次の技を仕込むのが定石。 |
ジャストヒット:攻撃中に攻撃ボタンを押す |
攻撃モーションの最中に攻撃ボタンを押すと ヒットエフェクトが緑色に輝き威力が若干アップする。 また、バレッジブロウゲージも少し溜まる効果もある。 通常技は、ボタン押しっぱなしでOK(中or大攻撃のみ) 必殺技はヒットする瞬間にタイミング良く押せばOK 連打系の必殺技は一緒になって必死に連射すればOK これを意識するとしないとで ゲージの回収率が大幅に違ってくるので必死になってジャストさせよう。 |
スーパーイリューション:Kボタン3つ同時押し |
自分が攻撃中の時以外 あらゆる状況から緊急回避することができるというもの。 回避方向はレバーで指定でき、また発動後はバレッジブロウゲージが満タンになるので 相手の超絶連続技を回避して逆転に望みを賭ける事ができる最終奥義。 もちろんだが1試合に1回しか発動できないので 相手の即死コンボを回避するためにもなるべく温存しておきたい。 |
オートネーミングシステム: |
必殺技以上でKOした時に、その技名がド派手に表示されるのがレイヤーの特徴。 |