Imponderable data | |
Name | オズ・クローチェ |
Alias | 【カテナシルエット(鎖影)】 |
Official position | Imperial Outsider |
盟主守護役 |
PROFILE
神話の時代から生き続けているとされる、正真正銘の不老不死の“魔女”。表面上は飄々としている不思議な少女だが、中身はうっ屈して病んでいる。
客観的かつ冷静に見た場合、かなりの電波さんだが、残念なことに発言のほとんどは事実である。
客観的かつ冷静に見た場合、かなりの電波さんだが、残念なことに発言のほとんどは事実である。
外見は十代後半から二十代前半の少女。時代とともに立場を変えて人々の中に溶け込んできたとされる。現在は重罪を犯し、ユグラシルユニット最深部の特別房に投獄されている。懲役期間は3千年。ただし、司法取引によりユグラシルユニットのために働く代わりに少しずつ懲役期間を短くしてもらっているらしい。
時折、自身のことを『忠実なる真夜中の僕』『彼のためだけに膝を折る』などと嘯いているが、誰も信用していない。かつて、英雄が生きていた頃に彼を助けた魔法使いの生き残りとされ、英雄を待ち望んでいるひとりにも関わらず、おそらく誰よりも英雄の復活を信じていない。理由は不明だが、長い時間を生きる中で彼女なりに出した結論なのだろうと思われる。
時折、自身のことを『忠実なる真夜中の僕』『彼のためだけに膝を折る』などと嘯いているが、誰も信用していない。かつて、英雄が生きていた頃に彼を助けた魔法使いの生き残りとされ、英雄を待ち望んでいるひとりにも関わらず、おそらく誰よりも英雄の復活を信じていない。理由は不明だが、長い時間を生きる中で彼女なりに出した結論なのだろうと思われる。
長い時間を生きているためか、ひどく無気力でどこか荒廃している。いつもかすかな微笑を湛えているが、目は少しも笑っておらず、どこか退廃的。そのため、美しい容姿をしているとされるにも関わらず、近付く人間は少ない。
彼女自身も興味のほとんどすべてが、養父に向いているため、他の人間のことは平等にどうでもいいと思っている節がある。誰にでも平等に優しく接するし、好意的に話かければ愛想よく対応するが、誰かのために感情をあらわにしたり、本心を見せるようなことはない。
また、他人に興味がなさすぎるあまり、色々な言動が著しくずれている。しかも本人に直す気がまったくないため、なにか目的があって会話をする場合、細心の注意を払わないと話題がどこまでもわき道にずれていく。たまにわざとやっている。
頭がいいのに頭がおかしいため、色々な意味で厄介な人物である。この手の人物は、うっかりはまるとなし崩し的に深みに引き込まれるため注意が必要。
彼女自身も興味のほとんどすべてが、養父に向いているため、他の人間のことは平等にどうでもいいと思っている節がある。誰にでも平等に優しく接するし、好意的に話かければ愛想よく対応するが、誰かのために感情をあらわにしたり、本心を見せるようなことはない。
また、他人に興味がなさすぎるあまり、色々な言動が著しくずれている。しかも本人に直す気がまったくないため、なにか目的があって会話をする場合、細心の注意を払わないと話題がどこまでもわき道にずれていく。たまにわざとやっている。
頭がいいのに頭がおかしいため、色々な意味で厄介な人物である。この手の人物は、うっかりはまるとなし崩し的に深みに引き込まれるため注意が必要。
ちなみに、トランキライザー在籍中のケママル・トリップは彼女の弟子である。性格はともかくおそろしく頭はいい彼女は、教師としてはそこそこ優秀だという。だが、あの通りの性格なので嫌われている。もっとも、オズは自分が嫌われていることに関しても無関心なので、ケマルルのことを嫌ってはいない。
ついでに、彼の飄々とした人を食った性格やなんでも煙に巻くところは彼女の影響を多大に受けていると思われる。
ついでに、彼の飄々とした人を食った性格やなんでも煙に巻くところは彼女の影響を多大に受けていると思われる。
人類最狂・篭森壬無月の養い子を自称しているが、そうなると壬無月もただの人間ではないことになってしまう。オズ自身は、自分も彼も太古の昔から生き続ける神話の登場人物なのだと嘯いている。養父のことを愛していると公言しており、言葉を裏付けるように彼に関する話をするときだけは灰色の瞳が生き生きとしている。
さらに壬無月の実子である珠月のことは、「あの子は自分の魂の双子」「私の生まれ変わり」なのだと明言している。どう考えても電波な人の危ない発言だが、それを裏付けるように珠月が生まれる前から生きているオズの容姿は珠月に酷似している。現在では、違うところは髪と瞳の色、髪型のみである。珠月が黒髪赤目なのに対して、オズは銀髪ですらない完全な白髪で灰色に濁った色の瞳をしている。髪もオズだけ顔の横のひと房が長い。ただし、纏う空気がまったく違うため見間違えることはない。オズいわく、「実力差と大人の色気が外見に滲み出ている」とのこと。
どこまで本当かは分からないが、十三夜騎士会内では、一応すべて本当だということになっている。
壬無月の娘の珠月に関しては、「大好き義父の血を引く娘」ということと「自分が過去にいた位置を占拠する女」ということで愛憎入り混じる感情を抱いているらしく、愛そうとする言動と殺そうとする言動がほぼ同時にみられる。
さらに壬無月の実子である珠月のことは、「あの子は自分の魂の双子」「私の生まれ変わり」なのだと明言している。どう考えても電波な人の危ない発言だが、それを裏付けるように珠月が生まれる前から生きているオズの容姿は珠月に酷似している。現在では、違うところは髪と瞳の色、髪型のみである。珠月が黒髪赤目なのに対して、オズは銀髪ですらない完全な白髪で灰色に濁った色の瞳をしている。髪もオズだけ顔の横のひと房が長い。ただし、纏う空気がまったく違うため見間違えることはない。オズいわく、「実力差と大人の色気が外見に滲み出ている」とのこと。
どこまで本当かは分からないが、十三夜騎士会内では、一応すべて本当だということになっている。
壬無月の娘の珠月に関しては、「大好き義父の血を引く娘」ということと「自分が過去にいた位置を占拠する女」ということで愛憎入り混じる感情を抱いているらしく、愛そうとする言動と殺そうとする言動がほぼ同時にみられる。
養父への異常なほどの愛着が極度のファザコンなのか、恋なのか、ただの妄執なのかは多分本人にもわからない。
ABILITY
【ファータリガートゥル(不可視の鎖)】
不可視の鎖で対象を拘束する能力。見ることはできないが、触れることはできる。相手を打ちすえたり、拘束したまま締めあげて粉砕するような凶悪な使い方も可能。拘束する対象は分子単位で調節できるため、小さすぎて拘束できないようなことはまずない。
ただし、【カテナインサーニア(呪縛の枷)】に比べると拘束力が弱く、力づくで脱出される可能性はある。また、拘束されているものの位置を移動させるようなこともできない。あくまでも一定の場所に相手を呪縛するか、鎖をからみつかせて圧死させるか、鎖をぶつけて打撃攻撃をするかが基本になる。
普通の鎖よりずっと硬いためまず破壊できないが、まれに高度な気功の使い手や特殊な異能の持ち主相手だと破壊されることもある。ちなみに、破壊されても本人の意志でまた作り直すことはできるらしい。
発動条件として、拘束対象のおよその位置を把握できていることが必須となる。巨大なものの場合、そのおよその全体像(だいたい9割)の位置が分からないと無理。任意の部分だけを拘束することもできるが、力づくでふりほどかれる確率もあがる。勿論、わざとゆるく拘束することも可能である。
鎖は自分の手足のようなものなので、からみついたり切られたりするとすぐに分かる。ただし、操作できる範囲はオズの半径800メートル以内。それ以上の遠距離攻撃は出来ない。またすでに拘束している物体も、距離が離れると自動的に効果が消える。
不可視の鎖で対象を拘束する能力。見ることはできないが、触れることはできる。相手を打ちすえたり、拘束したまま締めあげて粉砕するような凶悪な使い方も可能。拘束する対象は分子単位で調節できるため、小さすぎて拘束できないようなことはまずない。
ただし、【カテナインサーニア(呪縛の枷)】に比べると拘束力が弱く、力づくで脱出される可能性はある。また、拘束されているものの位置を移動させるようなこともできない。あくまでも一定の場所に相手を呪縛するか、鎖をからみつかせて圧死させるか、鎖をぶつけて打撃攻撃をするかが基本になる。
普通の鎖よりずっと硬いためまず破壊できないが、まれに高度な気功の使い手や特殊な異能の持ち主相手だと破壊されることもある。ちなみに、破壊されても本人の意志でまた作り直すことはできるらしい。
発動条件として、拘束対象のおよその位置を把握できていることが必須となる。巨大なものの場合、そのおよその全体像(だいたい9割)の位置が分からないと無理。任意の部分だけを拘束することもできるが、力づくでふりほどかれる確率もあがる。勿論、わざとゆるく拘束することも可能である。
鎖は自分の手足のようなものなので、からみついたり切られたりするとすぐに分かる。ただし、操作できる範囲はオズの半径800メートル以内。それ以上の遠距離攻撃は出来ない。またすでに拘束している物体も、距離が離れると自動的に効果が消える。
【カテナインサーニア(呪縛の枷)】
物体の動く能力を奪う能力。傷を一切付けず、物体や生命の動く機能のみを拘束する。拘束された物体は『動く』機能を失うため、自力で稼働することが不可能になる。機械なら停止し、生き物なら束縛された部分の自由を失う。念力や憑依による操作も不可能になる。
生き物を呪縛している場合のみ、呪縛している部分の感覚を乗っ取ることができる。乗っ取られた感覚は一時的に本人から消失する。感覚を乗っ取るか否か、乗っ取るとしたら何を乗っ取るかはオズが選択できる。
物体の動く能力を奪う能力。傷を一切付けず、物体や生命の動く機能のみを拘束する。拘束された物体は『動く』機能を失うため、自力で稼働することが不可能になる。機械なら停止し、生き物なら束縛された部分の自由を失う。念力や憑依による操作も不可能になる。
生き物を呪縛している場合のみ、呪縛している部分の感覚を乗っ取ることができる。乗っ取られた感覚は一時的に本人から消失する。感覚を乗っ取るか否か、乗っ取るとしたら何を乗っ取るかはオズが選択できる。
ただし、『動く』機能が止まっているだけなので、外から物理的な衝撃を加えれば移動する。つまり、『動く』ことは無理でも『動かす』ことはできるため、持ち運んだりすることは可能。だたし、内から『動かす』に該当するようなことは一切できない。テレポートなど『動き』を伴うと判断できる異能も私用不可能になる。ただし、身体を一切動かさなくてもいいような条件の異能ならば使えることもある。それはケースバイケースで、オズ本人にもはっきりとしたことは分からない。
分子以上の大きさのものなら何でも拘束できるが、はっきりした形をとって動かないもの――電気の流れや電波、熱、光、炎、プログラムなどは停止させることはできない。電気で動いている電化製品やプログラムを動かしているコンピューターを止めることならばできる。
束縛されている間は機能が停止しているだけなので、能力が解除されればまた普通に動くようになる。一度に動きを止められる物体の大きさに制限はないが、半径30メートル以内に対象物体の体積の一割以上の部分が入っている必要がある。ただし、一度拘束した後はオズから引き離しても能力は持続する。
こちらも発動条件として、拘束対象の位置を把握できていることが必須。また、拘束対象が視界に入っていなければならない(一部だけでもいい)。さらに、オズ自身が「捕まえた」と確信を得ることが必要であるため、高速で動いている物体の場合、停止に失敗することもある。失敗しても、成功した場合と同じだけのオドを失う。
分子以上の大きさのものなら何でも拘束できるが、はっきりした形をとって動かないもの――電気の流れや電波、熱、光、炎、プログラムなどは停止させることはできない。電気で動いている電化製品やプログラムを動かしているコンピューターを止めることならばできる。
束縛されている間は機能が停止しているだけなので、能力が解除されればまた普通に動くようになる。一度に動きを止められる物体の大きさに制限はないが、半径30メートル以内に対象物体の体積の一割以上の部分が入っている必要がある。ただし、一度拘束した後はオズから引き離しても能力は持続する。
こちらも発動条件として、拘束対象の位置を把握できていることが必須。また、拘束対象が視界に入っていなければならない(一部だけでもいい)。さらに、オズ自身が「捕まえた」と確信を得ることが必要であるため、高速で動いている物体の場合、停止に失敗することもある。失敗しても、成功した場合と同じだけのオドを失う。
オズは異能を使うと酷い眠気と悪夢に悩まされるため、使うのが嫌だとよく言っているが、その割には普通に使っている。
どちらの能力も使用するときにオドを使うが、それ以後はオドの消費がない。ただし、オズが異能を維持できないレベルの怪我を負ったり、一時的にオドが枯渇した場合、すべての能力が解除されると考えられる。しかし、オズ自身の強さとオドの燃費の良さを考えると怪我や自滅による解除はあまり期待できない。
どちらの能力も使用するときにオドを使うが、それ以後はオドの消費がない。ただし、オズが異能を維持できないレベルの怪我を負ったり、一時的にオドが枯渇した場合、すべての能力が解除されると考えられる。しかし、オズ自身の強さとオドの燃費の良さを考えると怪我や自滅による解除はあまり期待できない。
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