GVIPの項目では、この世界において行動の噂すら一般人の耳には届かない。しかし、確かに存在する“世界的要人、重要組織”の概略を紹介している。
もっとも、ここで語られる事柄も“一部の者たちだけが聞くことの出来る特異な噂”でしかないのだ。
それらすべてを鵜呑みにすることは、ひたすらに危険であろう。
もっとも、ここで語られる事柄も“一部の者たちだけが聞くことの出来る特異な噂”でしかないのだ。
それらすべてを鵜呑みにすることは、ひたすらに危険であろう。
≪The League of Extraordinary Gentlemen(驚異の紳士同盟)≫
『ゾディアックソサエティ』に列なる世界的大企業『ディアボラデュポン』の裏で暗躍する十一人の驚異人種、彼らが集いし世界最高峰の円卓。
“驚異の紳士”の名を与えられた者たちは、その悉くが異人、貴人、変人、奇人の気質を持ち、他に類を見ない最高位の“独善”を謳い上げる王者の集いだ。
“驚異の紳士”の名を与えられた者たちは、その悉くが異人、貴人、変人、奇人の気質を持ち、他に類を見ない最高位の“独善”を謳い上げる王者の集いだ。
全員が生命の樹(セフィロト)に準じた称号(セフィラ)を与えられている。
この場合の生命の樹とは、宗教的概念で語られる知恵の樹とは異なり、“世界の進化過程”を意味する“系統樹”を表す。
それぞれが担うセフィラに対応した宝石、或いは金属を身に着けており、それぞれの番号に則した座席が彼らの円卓には用意されている。
ただし、“すべからく王者の集い”と噂される“驚異の紳士”に割り振られた番号に上下はなく、階級的意味合いは存在しないという。
この場合の生命の樹とは、宗教的概念で語られる知恵の樹とは異なり、“世界の進化過程”を意味する“系統樹”を表す。
それぞれが担うセフィラに対応した宝石、或いは金属を身に着けており、それぞれの番号に則した座席が彼らの円卓には用意されている。
ただし、“すべからく王者の集い”と噂される“驚異の紳士”に割り振られた番号に上下はなく、階級的意味合いは存在しないという。
ヴィルヘルミナ・ヒトラー
アイリス・モロー
ランドルフ・ブランデッド
レイディー・ラグナル
ダカール・サヒブ
オーギュスト・ソワール・デュパン
アンナ・フィティア
プロスペロ・ボナパルト
ミッドナイト・バラッド
ナイトロア・ダンテス
フゥ・マンチュー
アイリス・モロー
ランドルフ・ブランデッド
レイディー・ラグナル
ダカール・サヒブ
オーギュスト・ソワール・デュパン
アンナ・フィティア
プロスペロ・ボナパルト
ミッドナイト・バラッド
ナイトロア・ダンテス
フゥ・マンチュー
≪Thirteen Nights(十三夜騎士会)≫
別名“ニュクスユグドラシル(夜に従う神樹)”の呼称で呼ばれる“世界の敵”。
その実体こそ、『ゾディアックソサエティ』に列なる調停機関『ユグドラシルユニット』の裏に存在する闇夜の最高議会にして、『ユグドラシルユニット』のトップ、アルビオ・オーディンすらメンバーの一席とした組織の最高意思決定機関である。
その正体を知る者は世界に一握りとされ、“何人にもその影を踏ませない常夜の闇”という都市伝説のみで語られる存在だ。
その実体こそ、『ゾディアックソサエティ』に列なる調停機関『ユグドラシルユニット』の裏に存在する闇夜の最高議会にして、『ユグドラシルユニット』のトップ、アルビオ・オーディンすらメンバーの一席とした組織の最高意思決定機関である。
その正体を知る者は世界に一握りとされ、“何人にもその影を踏ませない常夜の闇”という都市伝説のみで語られる存在だ。
今より二億年前、世界を救世に導いたとされる古の大英雄を盟主と頂く者が集う夜会である。
“今と地続きではないはるか太古”の世界から在り、真夜中の旗の下、現在とは異なる目的を持って集い、異なる名によって謳われた集団だと噂されるが、現代においては“盟主の目指した世界を創造する騎士”としての名を語っている。
太古において、盟主が成そうと死力を尽くした“世界の破壊と解放”を至上目的とし、同時に、永遠の眠りに堕ちた“絶対盟主”の再誕を大命として掲げている。
今は眠りし“真夜中”に比類なき忠誠を誓った者が集う世界最高峰の騎士会である。
名称は十三だが、番外位まで含めた十四の騎士で構成されるという。
“今と地続きではないはるか太古”の世界から在り、真夜中の旗の下、現在とは異なる目的を持って集い、異なる名によって謳われた集団だと噂されるが、現代においては“盟主の目指した世界を創造する騎士”としての名を語っている。
太古において、盟主が成そうと死力を尽くした“世界の破壊と解放”を至上目的とし、同時に、永遠の眠りに堕ちた“絶対盟主”の再誕を大命として掲げている。
今は眠りし“真夜中”に比類なき忠誠を誓った者が集う世界最高峰の騎士会である。
名称は十三だが、番外位まで含めた十四の騎士で構成されるという。
真実を知る一部の者たちからは、“スレイブゴッドツリー(隷属に堕とされた神々の樹)”の異名を持って恐れられているが、その真相は二億年前に遡る真実として、今は知る者も少ない。
どういった理由かは不明だが、神だとか宗教という概念を一切配している為、それぞれの地位は、そのまま英数字で現される。
どういった理由かは不明だが、神だとか宗教という概念を一切配している為、それぞれの地位は、そのまま英数字で現される。
イガ
最上 帝様
ラウンド・カルディナーレ
ヴァルター・シュトルツェネック・ネッカー
アルビオ・オーディン
棗 詩亜
エリザベート・ナイト
月影 胡蝶
サクソフォン・テナー
カタリナ・フェスティアント・シンク・ネーデルランド
ティア・マリア
秘守 雀羅
オズ・クローチェ
ヴァイス・ミッドナイト
最上 帝様
ラウンド・カルディナーレ
ヴァルター・シュトルツェネック・ネッカー
アルビオ・オーディン
棗 詩亜
エリザベート・ナイト
月影 胡蝶
サクソフォン・テナー
カタリナ・フェスティアント・シンク・ネーデルランド
ティア・マリア
秘守 雀羅
オズ・クローチェ
ヴァイス・ミッドナイト
≪The overwhelming truth(圧倒的真実)≫
”暴く者共”の中でも最上とされる七人からなる超幹部集団。
この場においては代表のディエゴもメンバーの一人に過ぎず、寧ろこの”圧倒的真実”こそが”暴く者共”の裏の顔であると同時、真の姿であるとされる。
この場においては代表のディエゴもメンバーの一人に過ぎず、寧ろこの”圧倒的真実”こそが”暴く者共”の裏の顔であると同時、真の姿であるとされる。
世界の裏の更に裏にまで精通する超越者達であり、世界の守護者を自称する。
独自の思考によって動き、持ち得る真実は全て世界の為に用いる。どこにも属さず、私意も有さず、ただ世界の為に情報を隠し、世界の為に情報を晒す。世界にとって有益だと判断すれば、自分達に不利益な情報でさえも喜んで提供する独善者集団。
ディエゴ以外のメンバーの姿を知る者はほぼ絶無であり、容姿,能力,経歴は臥せられている。名前は世界の暗部で動く者達には知れ渡っているが、それは彼らの性質上、情報を伝える為には接触する必要があり、その際に名を名乗るから。ただし、その名は一種の記号であり偽名である事は間違いない。
例えばルンペルを名乗る男から情報を与えられたが、再びルンペルを名乗る男から情報を与えられた時、最初のルンペルとは別人だったなど、決してその真の姿は見せない。ただ情報だけを世界に循環させ、それによって世界を回す事を至上としている。
独自の思考によって動き、持ち得る真実は全て世界の為に用いる。どこにも属さず、私意も有さず、ただ世界の為に情報を隠し、世界の為に情報を晒す。世界にとって有益だと判断すれば、自分達に不利益な情報でさえも喜んで提供する独善者集団。
ディエゴ以外のメンバーの姿を知る者はほぼ絶無であり、容姿,能力,経歴は臥せられている。名前は世界の暗部で動く者達には知れ渡っているが、それは彼らの性質上、情報を伝える為には接触する必要があり、その際に名を名乗るから。ただし、その名は一種の記号であり偽名である事は間違いない。
例えばルンペルを名乗る男から情報を与えられたが、再びルンペルを名乗る男から情報を与えられた時、最初のルンペルとは別人だったなど、決してその真の姿は見せない。ただ情報だけを世界に循環させ、それによって世界を回す事を至上としている。
階級はなく、名を連ねる七人はそれぞれ真実を枕詞に冠した通称を持って各自を示す称号としている。
ディエゴは表で代表として活動している際のエイリアスである【トゥルースユーザー】が実際はただの称号であり、真実のエイリアスは以下に示すものである。その事を知る者は即ち”圧倒的真実”を知る、世界の真実に多少なり通じたものであるという事であろう。そういう意味で、表の代表であるディエゴの名は裏に通じる人間か否かを示す指標となっている。それもまた、”圧倒的真実”による情報の力である。
ディエゴは表で代表として活動している際のエイリアスである【トゥルースユーザー】が実際はただの称号であり、真実のエイリアスは以下に示すものである。その事を知る者は即ち”圧倒的真実”を知る、世界の真実に多少なり通じたものであるという事であろう。そういう意味で、表の代表であるディエゴの名は裏に通じる人間か否かを示す指標となっている。それもまた、”圧倒的真実”による情報の力である。
≪Qliphoth(邪悪の木)≫
『銀の星』の最暗部に位置し、組織の真の目的である”10計画の完遂による世界新構築”を果たす為に暗躍する10人からなる組織。普段はそれぞれが所属するプロジェクトに協力している為、滅多に全員が顔を合わせる事もない。どころかプロジェクトチームによっては不要な間は放任して好き勝手やらせている所もあり、組織としての規律はないに等しい。
ただし”邪悪の木”に連なった彼らは、その計画の副産物としてであったり、或はキーとなる能力を持っていたりする強力な異能者集団であり、その力は全員が人外に等しいとも言われている。
ただし”邪悪の木”に連なった彼らは、その計画の副産物としてであったり、或はキーとなる能力を持っていたりする強力な異能者集団であり、その力は全員が人外に等しいとも言われている。
組織名はそのまま、生命の木(セフィロト)とは真逆の意味を持つ邪悪の木(クリフォト)の事である。そしてこれは偶然ではあるが、”驚異の紳士同盟”と同じく、邪悪の木に準じた称号(クリファ)を与えられている。
ただし、実際にクリファが割り振られているのははそれぞれのプロジェクトに対してであり、メンバーの称号にクリファが使われているのは、所属がどこかを示す為でしかない。各自に対応する悪魔が描かれた黒布を与えられているのだが、実際は邪悪の木のメンバーではなく各プロジェクトチームの責任者が所有するのが通例となっている。なお、プロジェクトチームの責任者は全て偽名であり、名前の中に各クリファ名を連想する、或はそのままの言葉を加える事も通例となっている。
そこから分かるだろうが、当然、番号による上下差などは存在しない。代表であるアレイスターからの召集時に集う際も、どちらかといえば責任者の護衛という形であり、席がある訳でもない。どちらかといえばプロジェクトのキーマン,或はそれに準じる実力者が名を連ねている、といった形だろう。
ただし、実際にクリファが割り振られているのははそれぞれのプロジェクトに対してであり、メンバーの称号にクリファが使われているのは、所属がどこかを示す為でしかない。各自に対応する悪魔が描かれた黒布を与えられているのだが、実際は邪悪の木のメンバーではなく各プロジェクトチームの責任者が所有するのが通例となっている。なお、プロジェクトチームの責任者は全て偽名であり、名前の中に各クリファ名を連想する、或はそのままの言葉を加える事も通例となっている。
そこから分かるだろうが、当然、番号による上下差などは存在しない。代表であるアレイスターからの召集時に集う際も、どちらかといえば責任者の護衛という形であり、席がある訳でもない。どちらかといえばプロジェクトのキーマン,或はそれに準じる実力者が名を連ねている、といった形だろう。