かなり独断と偏見ですが、参考になれば。
FW(フォワード:スクラムやラインアウトを組む前列の8人、主にボールの獲得が仕事)
・フロントロー
1=PR(左プロップ)
3=PR(右プロップ)
【重要な能力】 WEIGHT,STRENGTH,RUCKING,SCRUMMAGIN,AGGRESSION
1番はスクラム最前列左を担当。スクラムを時計回りに回す際(スクラム全体を盾にして敵SHの行動を妨害し、味方SHが動きやすいようにする)推進力となる。
ルースヘッドプロップとも呼ばれ、スクラム内では首が自由に動かせるため、トイメンの顎をめがけてねじりこむように押し上げる。
スクラムブレイク後は2,3番よりも早く首を外し、走り出すことが出来る。そのため同じPRである3番と比較して、体重よりも脚力やストレングスの高い選手が多い。
モール・ラックにおいては相手をカチ上げるようにめくり、プッシュを妨げる。
3番はスクラム最前列右を担当。スクラムを回す際の支点となるポジションであり、押さずとも押し負けることは許されない。チーム随一の巨躯を誇ることが多い。
まさにチームの「縁の下の力持ち」。試合中に目立つことは少ないが、安定した試合運びをするチームには必ず優秀な3番がいる。
モール基点が3番の場合、的が大きいために安心して突っ込むことが出来る上、そのクッション感は絶妙。
ボールに触れる機会すら少ないポジションの特性上、万一3番がトライを決めたときは日本中のフォワードプレイヤー頬を涙が伝う。
2=HK(フッカー)
【重要な能力】 WEIGHT,STRENGTH,RUCKING,SCRUMMAGING,HOOKING,LINE-OUTS,AGGRESSION
スクラム最前列真ん中を担当。日本では「HO」と表記されることが多い。
スクラムに投入されるボールを敵HKと競り、掻きこむ事(フッキング)が主な仕事。両プロップよりも身長・体重ともに低いケースがほとんど。
これによりスクラム内でも首や足を比較的自由に動かせ、投入されるボールや、プッシュのタイミングに意識を向けることが出来る。また、フッキングを妨害するために
低いスクラムを挑まれることも多く、体の柔軟性が求められる。ラインアウトではほとんどがスローワーを務める。器用さが必要な専門職。
スクラムブレイク後、顔を上げたらすでに一次攻撃後のモール・ラックが出来ていたということも多く、二次攻撃時のバックアップの中心となる。
近年ではスピードのあるフッカーの活躍が目立つ。
・セカンドロー
4=SR(セカンドロー・左ロック)
5=SR(セカンドロー・右ロック)
【重要な能力】HEIGHT, WEIGHT,STRENGTH,RUCKING,LINE-OUTS,AGGRESSION
日本では「LO」の表記が一般的。両SRともにラインアウトではジャンパーを務めるため、高い身長と強い肉体が必要なポジション。
モール・ラックでは長い手を存分に活用して、積極的にボールに絡む。
その身長を生かし、キックオフ時のボールを受けることも多い。
4番はスクラム中段左を担当。スクラムにおいて1番のプッシュをサポートする。
本ゲーム内ではラインアウト中列に位置し、タッピングでSHへボールを供給する。
5番は スクラム中段右を担当。スクラムでは3番をサポートする。
本ゲームではラインアウトの前列に位置し、身長が高ければ敵ボールでの空中戦にも有利になる。
・サードロー
6=FL(左フランカー)
7=FL(右フランカー)
【重要な能力】SPEED,ACCELERATION,HANDLING,TACKLING,STRENGTH,RUCKING,AGGRESSION
スクラム側面に位置し、FW攻撃・防御の要となる。FWの中では攻防に最も優れたユースフルな存在。
敵のサイドアタックには真っ先にタックルにいくポジションであることから、強靭な肉体と勇気が必要。実際、ハンターのような選手が多い。
6番左フランカーはブラインドサイド(狭いスペース)を担当することが多く、加速力・突破力も求められる。
7番右フランカーはオープンサイド(広いスペース)を担当することが多く、BK攻撃時も常にその後ろをサポートし、捕まれば真っ先に密集に突入、初動でボールを獲得する。
BK選手が密集に捕まった際、BKラインにも参加する。
8=N8(ナンバーエイト)
【重要な能力】HEIGHT,SPEED,ACCELERATION,HANDLING,TACKLING,STRENGTH,RUCKING,LINE-OUTS,AGGRESSION
スクラム最後尾に位置し、自らボールを持って走ることも多い。BK攻撃ではそのサポートの最前線を走る。そのため、スピードも要求されるポジション。
攻守共に、ほぼすべての分野で平均以上のセンスと能力が求められ、期待される活動範囲も広い。
本ゲームではラインアウト最後尾を任されているので、ロングパスに競り勝つ身長も必要条件となっている。
FW攻撃を強力にすすめるためにも、アタックの強い選手を起用したい。
BKが密集に捕まった際、BKラインにも参加する。
BK(バックス:フィールドを縦横無尽に走る後方の7人、ボールを展開し前進することが仕事)
・ハーフバックス
9=SH(スクラムハーフ)
【重要な能力】SPEED,ACCELERATION,AGILITY,HANDLING,PASSING,TACKLING
FWとBKのつなぎ役。相手ディフェンスの状態を確認しながらFW攻撃かBK展開かを瞬時に判断し、指示をだす。
スクラムやラインアウト、モール・ラックからBKへのパスを担当する。正確で早いパス技術が必要。
フィールドのどこにいようともボールの動きが止まったら必ず駆けつけなければならないため、運動量が最も多い。そのためか小柄な選手が多く、国代表で150cm台の者もいるほど。
N8やFLのサポートを受けながら、密集から自らボールを持って突進するケースも多く、やはりAGILITYは必須か。
10=FH(フライハーフ)
【重要な能力】AGILITY,HANDLING,PASSING,KICKING,KICKING POWER
日本では一般的にSO(スタンドオフ)と呼ばれる。SHとあわせて「ハーフバック団」と呼ばれ、セットで評価されることが多い。
FWから供給されたボールを展開、パント、ドロップゴール、セットプレーなど、状況に合わせた判断を下し実行する司令塔。
ピンチにおいてはロングキックで陣地を挽回し、チャンスにおいては鋭く正確なパスで敵ディフェンスの裏をかく。
キック力が絶対に必要なポジションなので、その上でゴールキックのアビリティ保持者や高い能力は非常に有用となる。
・スリークォーターバックス
11=WG(左ウィング)
14=WG(右ウィング)
【重要な能力】SPEED,ACCELERATION,AGILITY,HANDLING
走りのスペシャリスト。ラインの左右端に位置し、一旦ボールを持てばゴールのみを目指して駆け抜ける。
11番は主にブラインドサイドを担当。狭いスペースで敵WGと一騎打ちを演じる。
14番はオープンサイドが多く、こちらもボールを受けたが最後、ひたすらにトライを狙う。
どちらも順調にボールが回ってくることはそう多くないので、チャンスは必ずものにしたいところ。ディフェンスを抜いてもすぐに追いつかれては逆にピンチを演出することになるので、SPEEDとACCELERATION(加速)は高ければ高いほど良い。
12=CT(インサイドセンター)
13=CT(アウトサイドセンター)
【重要な能力】SPEED,ACCELERATION,AGILITY,HANDLING,PASSING,TACKLING,STRENGTH,AGRESSION
BKの攻防の中心。FHからのパスを確実にキャッチし、敵BK防御陣のど真ん中へ中央突破を図る。ディフェンスにおいても、かなりの距離からの突進を食い止めなければならず、タフな選手が多い。タックルのスペシャリスト。
12番はラインの内側に布陣する。13番へのパス、WGへのロングパス、パントなど多彩な武器を持つ。
13番は12番と比較して、ボールを受けた時点ですでに敵が迫っていることが多い。肉体的な強さも必要となる。
本ゲームでは、敵ディフェンスを抜き去っても相手FBが向かってくる。冷静に引き付けパスをまわして振り切るか、敵ディフェンダーが背後に迫っていなければいっちょハンドオフでもぶちかまして欲しい。それだけのパワーを持つ選手も多い。
・フルバック
15=FB(フルバック)
【重要な能力】SPEED,ACCELERATION,AGILITY,HANDLING,KICKING,KICKING POWR,TACKLING,STRENGTH
味方全員の最後衛に位置する最後の砦。味方ディフェンスを突破した敵へのタックル、敵の長距離キックの的確なキャッチング、自陣深くからの正確なロングキックなど、主に防御において高い能力を発揮する。なにせFBの後ろには誰もいない。
敵味方を一望できるため、自己の判断で攻撃に参加することもある。
本ゲームではディフェンスをCOMに任せていると棒立ちとなって抜かれることも多いため、大活躍。
セットプレー攻撃の多くにFBが参加してくる。しかし、あまり調子にのっていると、密集に巻き込まれた挙句ターンオーバーされ、無人の荒野を激走されることもある。逆に言えば、敵FBにタックルを決め密集内に囲んだ時、BK攻撃最大のチャンスとなる。